デジタルサイネージのおすすめ制作ソフト6選!無料で使えるソフトは?
デジタルサイネージを運用させるためには、必ず液晶ディスプレイに表示させるコンテンツを用意しなければなりません。
今回は、デジタルサイネージのコンテンツ制作に活用することができるソフトウェアを、画像コンテンツと動画コンテンツの2点分けて、わかりやすくご紹介いたします。
デジタルサイネージのコンテンツ種類
まず、デジタルサイネージのコンテンツの種類についてですが、これには「画像コンテンツ」と「動画コンテンツ」の主に2種類が存在します。
デジタルサイネージの設置場所や対象とするターゲットなどによって、採用すべきコンテンツスタイルは異なってくるため、まずは下記の記事をチェックしておきましょう。
デジタルサイネージのコンテンツ作成方法!注意すべきポイントは?
画像コンテンツ
「画像コンテンツ」とはポスターのような1枚の静止画を、デジタルサイネージに映し出すものです。
LEDで表示されるため、紙媒体に比べて視認性が高く、制作にかかる手間や費用も最小限に抑えられることから、さまざまな場所で数多く用いられています。
動画コンテンツ
一方静止画よりも動きのある動画を、デジタルサイネージに映し出すコンテンツ手法が「動画コンテンツ」と呼ばれるものです。
画像コンテンツよりも動的かつ多彩ななコンテンツを表示させることができるため、広告主が伝えたい情報をより的確に伝えることができます。
最近では広告だけでなく、道案内やエンターテイメント等、幅広い分野で活用されるようになりました。
また、タッチパネル式のデジタルサイネージに動画コンテンツを放映することで、インタラクティブなやり取りを目的としているビジネスもあります。
画像コンテンツ向けの制作ソフト3選
ここからは、画像コンテンツの制作ソフトをあわせて3つほどご紹介いたします。
Adobe Photoshop
Adobe社の開発する「Adobe Photoshop」は、世界標準クラスのハイレベルな画像編集ソフトです。
月額課金制のサブスクリプションモデルの料金形態で、有料版のみの販売とはなりますが、コンテンツの制作を専門とするプロの現場では、必ずと言って良いほど導入されている鉄板ソフトです。
写真の編集はもちろんのこと、デザインやイラストの作成もできますので、画像と組み合わせながら、より良いコンテンツ作成に役立てることができるでしょう。
ただ、対応OSとして、WindowsとMacどちらにも対応しておりますが、Macの方が運用しやすいという声もあるようです。
対応OS:Windows PC/Mac PC 販売価格:月額2,480 円(サブスクリプション)
Affinity Photo
Serif社の開発する「Affinity Photo」は、Adobe内製のソフトウェアと同様の操作感で取り扱うことができる画像編集ソフトです。
簡単なれタッチから、複雑なデザイン制作まで幅広くこなすことができ、プロアマチュア問わず多くの方が利用できます。
料金形態も月額課金制のサブスクリプションモデルではなく、一度の購入で永続的に利用することができる買い切り型のソフトとなっているため、なるべく安く抑えたいという方や1度きりしか利用しないかもしれないという方におすすめです。
対応OS:Windows PC/Mac PC 販売価格:6,000 円(買い切り型)
Canva
Canva社が開発する「Canva」は、豊富なテンプレートのなかから用途に合ったテンプレートをセレクトすることで、誰でも簡単に画像を編集することができるデザインソフトです。
デジタルサイネージへの放映コンテンツだけでなく、普段から利用するSNSやレポート、プレゼンテーションなどで利用する画像も作成することができます。
日常的に利用することができるため、1つの用途に限らず色々な用途で使う可能性があるという方におすすめです。
また、基本のテンプレートなどはすべて無料で利用することができますので、先述のAdobeやAffinityなどのように、操作における専門的な知識なども必要ありません。
画像編集の初心者でも簡単により良い画像うコンテンツを作成することができるでしょう。
対応OS:WindowsPC/Mac PC 販売価格:無料(一部テンプレートは有料)
動画コンテンツ向けの制作ソフト3選
続いては、動画コンテンツの制作ソフトをあわせて3つほどご紹介いたします。
Adobe Premier Pro
Adobe社の開発する「Premier Pro」は、プロの現場でも利用されるほどの信頼性と拡張性に優れた本格的な動画編集ソフトです。
簡易的な動画編集はもちろんのこと、操作に関する専門的な知識があれば、複雑なテキストアニメーションやモーションの追加なども可能です。
また、サブスクリプションサービスですので、永続的に画像コンテンツを作成する可能性のあるかたやよりクオリティを重視したコンテンツを制作したい方は本製品を利用すると良いでしょう。
ただ、こちらもPhotoshop同様にWindowsよりはMacのほうが利用しやすいという面があるようですので注意が必要です。
対応OS:Windows PC/Mac PC 販売価格:月額2,480 円(サブスクリプション)
Davinci Resolve
Blackmagic Design社が開発する「Davinci Resolve」は、映画などの映像作品の制作現場でも活用されているシネマブランドの動画編集ソフトです。
映像そのものの色味を調整する「カラーグレーディング」の機能に定評のあるソフトです。
有料版は買い切りで、1度の購入でずっと利用することができますが、そのほか有料版の80%の機能を利用することができる無料版もリリースされています。
80%の機能でも十分に求めているコンテンツが作成できるという場合は、無料版から利用し始めても良いかもしれません。
対応OS:Windows PC/Mac PC 販売価格:39,578円(買い切り型)
iMovie
Apple社の開発する「iMovie」は、iPhoneやiPad、MacbookなどのApple製品でのみ利用することができる直感的な操作感が魅力の動画編集ソフトです。
複雑なテキストアニメーションの制作などはできませんが、完全無料で利用することができます。
動画編集ソフトとしては非常に高いクオリティを誇っているため、Apple製品を利用しているという方や動画の編集が初めてという方などにおすすめです。
対応OS:Mac PC/iOSデバイス 販売価格:無料
まとめ
今回は、デジタルサイネージのコンテンツ制作に活用することができるソフトウェアを画像コンテンツと動画コンテンツの両方に分けて、わかりやすくご紹介いたしました。
デジタルサイネージに放映するコンテンツの選定や、設計は、デジタルサイネージの効果を最大限に発揮するためにも最も重要な工程であると言っても過言ではありません。
コンテンツの制作コストを少しでも安く抑えたいという場合には、今回ご紹介したソフトなどを用いて、自社で内製するのも良いかもしれません。
ただし、ご自身で作るのが不安であるという方は、費用対効果なども計算しつつプロのクリエイターに依頼をするのも手ですよ。
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