デジタルサイネージで広告業界はAI化する?マーケティングへの活用メリットを紹介!
駅の構内や街頭の大型ビジョンなど、今となっては実に多くの場所で見かけるようになったデジタルサイネージですが、近ごろでは、AI(人工知能)の技術が応用されるようになっていることはご存知でしょうか。
今回は、AIを搭載した最先端のデジタルサイネージについて、運用にあたってのメリットやデメリットなども踏まえて、わかりやすくご紹介していきます。
デジタルサイネージとは?
そもそも「デジタルサイネージ」とは、電子看板などとも呼ばれている液晶ディスプレイを搭載した電子的な看板媒体のことで、近ごろでは広告の掲載以外にも、施設の案内看板としての役割や、感染症対策などにも役立てられています。
ポスターなどの紙媒体の看板と比較した場合、デジタルサイネージは、液晶ディスプレイに静止画や動画などのコンテンツを表示させるため、貼り替えや交換の手間がなく、視認性も高いことから、商品サービスの販促手段のひとつとして近年になって大きな注目を集めるようになりました。
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デジタルサイネージの種類
さまざまな場所に普及するようになったデジタルサイネージですが、その端末の種類には、大きく分けて3つの端末種類が存在していることをご存知でしょうか。
スタンドアロン型
デジタルサイネージのなかでも、USBメモリやSDカードなどのフラッシュメモリにあらかじめ決められたコンテンツを保存しておくタイプのものを「スタンドアロン型」と呼んでいます。
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ネットワーク型
デジタルサイネージのなかでも、端末本体がインターネットに接続されており、管理システム(CMS)専用の端末から一元的にコンテンツを管理することができるタイプのものを「ネットーワーク型」と呼んでいます。
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インタラクティブ型
ネットワーク型のデジタルサイネージのなかでも、タッチパネルや音声ガイダンス機能などを搭載した、より動的なタイプのものを「インタラクティブ型」と呼んでいます。
単なる広告看板としての使い道だけではなく、ユーザーの流入分析や、ターゲットへの効果的なアプローチなど、よりマーケティングの用途に特化させたい場合などにおすすめです。
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AIデジタルサイネージとは?
インターネットに接続されたインタラクティブ型のデジタルサイネージのなかでも、最近では、AI(人工知能)を搭載した最新型のデジタルサイネージが大きな注目を集めています。
AI(人工知能)に接続されたカメラやマイクからユーザーの年齢や性別、表情などの情報を収集することができ、それらの情報をビッグデータとしてサーバーに保存することで、さまざまな提案が可能になるため、近ごろではマーケティングの補助ツールとしての普及が進められるようになりました。
AIデジタルサイネージの導入事例
NETDOOR株式会社が展開している「D-SIGN Clean(ディーサインクリーン)」は、AIを搭載した消毒検温機能つきの新型デジタルサイネージです。
体温の計測を非接触で行えるだけではなく、ソープディスペンサー機能による消毒液の噴射や、検温結果の通知機能なども搭載されているため、消毒と検温の両方をデジタルサイネージひとつで完結させることができます。
また、AIによる顔認識システムと組み合わせることによって、従業員の勤怠管理なども行うことができるため、感染症対策と業務効率の改善を両立させることができます。
AIデジタルサイネージのメリット
では、AIを搭載したデジタルサイネージを利用することで、一体どのようなメリットが得られるのでしょうか。
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ピンポイントな訴求ができる
まず最初のメリットとしては、ユーザーのニーズに合わせたピンポイントな訴求が実現できるという点が挙げられます。
AIデジタルサイネージでは、一方的な情報発信だけではなく、接触ユーザーとの相互なやり取りが可能であるため、企業側とユーザー側との良好な関係値の構築に効果を発揮することでしょう。
ターゲットに合わせた訴求ができる
続いてのメリットは、それぞれのターゲットに応じたより効果的な広告運用が可能になるという点です。
テレビCMなどの画一的な宣伝手法とは異なり、AIを搭載したデジタルサイネージの場合であれば、それぞれのユーザーに応じて表示されるコンテンツが変化するため、ターゲットごとに応じた効果的な訴求が実現できます。
ビッグデータの収集ができる
新商品の開発やサービスの改善などに役立てることができるという点も、AIデジタルサイネージのもつ大きな魅力のひとつです。
搭載されたAIがユーザーとの接触データを自動的に収集することで、ターゲットごとの特徴や興味関心などのニーズをより具体的に把握することができるため、ビッグデータの収集にも役立てることができるでしょう。
まとめ
今回は、AIを搭載したデジタルサイネージの概要や、運用にあたってのメリットやデメリットなどについて、わかりやすくご紹介いたしました。
AIデジタルサイネージは、より効率的な広告の運用やピンポイントな訴求に大きな効果を期待することができるため、コロナ対策という意味も含めて、ぜひ一度、検討してみてはいかがでしょうか。
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