【広告掲載だけじゃない】広告以外のデジタルサイネージの使い方を紹介!
さまざまな場所で目にする機会が増えてきたデジタルサイネージですが、近ごろでは広告掲載以外の用途としても利用されることが多くなりました。
デジタルサイネージは主に、広告コンテンツの掲載などに用いられますが、近ごろでは、少し変わったおもしろい活用方法も注目を集めているようです。
今回は、広告掲載だけじゃないデジタルサイネージのおもしろい使い方について、具体的な導入事例をもとに、わかりやすくご紹介いたします。
デジタルサイネージとは?
そもそも「デジタルサイネージ」とは、LEDディスプレイなどを用いた電子的な看板を指すもので、近ごろでは空港のコンコースやマンションのエントランスなど、実に多くの場所で目にする機会が増えています。
デジタルサイネージは、従来までの紙看板などとは異なり、張り替えの手間や、交換にかかる人件費、印刷費用や運搬コストなどを節約することができることに加えて、夜間における視認性が高いことから、公共施設などにおいては積極的な導入が進められています。
デジタルサイネージの活用方法としては、主に広告やPR媒体としての活用方法が一般的なところではありますが、近ごろでは、ユーザー体験を向上させるための一風変わった導入事例なども見られるようになりました。
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広告掲載だけじゃないデジタルサイネージの使い方
ここからは、広告の掲載以外での「意外な活用方法」として話題のデジタルサイネージの導入事例を、あわせて3つほどご紹介いたします。
思わず立ち止まる!デジタルサイネージの面白い活用事例と上手な使い方
自動販売機への導入事例
デジタルサイネージ型IOT自動販売機「AIICO(アイコ)」を、東京・新橋に設置(実証実験中)
まずは、誰しもが利用したことのある「自動販売機」への活用事例についてです。
JR東日本の駅構内に設置されている次世代型の自動販売機は、タッチパネルを搭載した47インチの大型デジタルサイネージを採用していることから、より直感的に操作することが可能になりました。
また、飲料の情報表示だけではなく、その日の天気や気温、湿度などの副次的なコンテンツも画面上に表示させることができるため、ユーザーの利便性の向上などに大きな効果を発揮しています。
案内看板への導入事例
凸版印刷が高輪ゲートウェイ駅に多言語AI案内サイネージ「BotFriends Vision」導入 車いすでも使いやすくミライスピーカーも搭載
続いては、施設内部の案内に役立つ「案内看板」への活用事例についてです。
JR山手線の高輪ゲートウェイ駅には、最先端のAIを内蔵したデジタルサイネージが、案内看板としての役割を担っており、ユーザーの入力した文字や発言した音声に対して、自動的に応答することができます。
AIによるチャットボット機能の導入や、多言語による音声対話技術を組み合わせることによって、デジタルサイネージを活用した施設ガイドの自動化にも成功していることから、今後もこのような導入事例は増加していくことでしょう。
ゲームへの導入事例
CMで話題の「なでなで」ゲームの大型サイネージが秋葉原に登場! ほぼ等身大でリアルに「なでなで」できる
最後は、エンターテイメント用途における「ゲーム」への活用事例についてです。
JR秋葉原駅に期間限定で設置されたデジタルサイネージでは、デジタルサイネージの本体にゲームの登場キャラクターを映し出すことで、そのキャラクターを実際に触ることができるというおもしろい試みです。
近ごろでは、バーチャル世界のキャラクターを現実の世界でも再現させるという「2.5次元」の考え方が流行しましたが、こうした先端技術の活用などは、ユーザーのゲーム体験の向上にも一役買っていると言えるでしょう。
AIの発達がサイネージ普及の今後のカギを握る
デジタルサイネージには、自立運用が可能な「スタンドアロン型」やインターネット接続が可能な「ネットワーク型」、音声認識やタッチ操作などにも対応している「インタラクティブ型」などの種類が存在します。
特に、AIを搭載したインタラクティブ型のデジタルサイネージは、ユーザーとの双方向な交信を実現できることから、近年になって大きな注目を集めています。
人工知能を搭載したインタラクティブ型のデジタルサイネージを活用することによって、接触した膨大なユーザーの情報を記録し、それらのビッグデータを学習することによって、より最適なマーケティングフローの構築に役立てることができます。
インタラクティブ型デジタルサイネージとは!?活用方法と基礎知識について
まとめ
今回は、広告掲載だけじゃないデジタルサイネージのおもしろい使い方について、具体的な導入事例をもとに、わかりやすくご紹介いたしました。
タッチパネルやAIカメラ、音声認識機能などを搭載したデジタルサイネージなどは、私たちの生活により一層の新しさを提供し、利便性を向上させてくれます。
広告掲載以外の活用事例は今後ますます増えていくことが見込まれているため、今後も新たなデジタルサイネージの登場に期待を寄せていきたいところですね。
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